
今日は今にも降り出しそうな「見事な曇天」です。
こういう時は、双眼鏡の性能を確かめるのに、非常に好都合なのです。
まず、明るさが足りないから、本当に明るいかどうか確認しやすい。
日没後の薄暗くなった頃なんて、最高です。
晴天時は双眼鏡で景色をみるのは楽しいものですが、人間の瞳孔はかなり小さくなっていて、双眼鏡の射出ひとみ径が大きくても小さくてもあまり関係ないのです。(それでも暗く見える双眼鏡が少なくないのには驚きますが)
曇天・日没後・こんもり茂った木の幹が、私が好んでみる対象です。
中級クラスで評判の良いダハ双眼鏡でも、こういう条件で見ると、
「あれっ?」
と、ちょっとがっかりすることが多いです。
像にメリハリがなく、だるいんですよね。
反対に、一昔前のポロ双眼鏡で見ると、
「おぉーっ!」
と、驚くほど良く見えることがあります。
(例えば、昔のニコンの7倍35ミリは、今でもよく見えますね〜)
徐々にダハに駆逐されつつあるポロタイプですが、いい物は(しっかり作られたポロ)残って欲しいなと、思います。
