双眼鏡の調整方法をマスターしましょう。
双眼鏡は使っている人が本当にベストな状態で見えているかどうか、他人からはわかりません。自分で調整方法を覚えて確認するしかありません。
最初にすることは、眼幅調整です。
私たちの左右の眼の幅は、ひとそれぞれ個人差があります。接眼レンズの中心と左右の瞳の中心をきっちりと合わせることが必要となります。
この調整がキッチリとできると、左右の視野円は1つに重なります(下の写真)。
広すぎる場合、左右の視界が∞のような感じに見え(下の写真)、狭すぎると視界に影が出来たり、見ていて居心地の悪さを感じます。
広すぎる場合、左右の視界が∞のような感じに見え(よくマンガで見かけます)
狭すぎると、視界に影が出来たり、見ていて居心地の悪さを感じます。
双眼鏡を使って、窓の外に見えるできるだけ遠くの景色(対象物)を見るようにしましょう。距離は最低でも100m以上先の物を選ぶようにしてください。
これは対象物が近すぎると寄り目の状態になってしまうからです。
双眼鏡の左右の鏡筒をしっかり握って少し力を入れて、左右の接眼レンズの幅を調節します。
一見、簡単そうに感じる調節ですが初めて使用する双眼鏡のときは、何度繰り返してもしっくりこないことがあります。
そのような場合は、最初に鏡とものさしを使用して自分の瞳の幅を測ったほうが早いことがあります。私は66mmです。
口径30mm以上の双眼鏡にはたいてい眼幅の目盛りがあるので、あとはその数字に合わせれば大丈夫です。
眼幅調整が終了したら、今度は左右の視力差を補正するための視度調整に移ります。