左右の瞳の真ん中(黒目)の距離を眼幅といいます。日本人男性の平均は64mm、女性は62mmだそうです。
私は平均と比べてどうなのか、実際に測ってみました。
私の眼幅は66mmでしたので、平均よりも両目が離れているようです(薄々気づいていましたが)。
双眼鏡を使用するときは、まず個人の眼幅にピッタリと合うように双眼鏡の接眼レンズの幅を調節しなければなりません。
この調整範囲はそれぞれの双眼鏡で決まっていて、成人が使用する場合はほとんど問題ありません。
しかし、小学生くらいの子供が使用するときには、注意が必要です。
なぜなら、小学2年生の眼幅の平均は52mmくらいなので、多くの双眼鏡は調節範囲外となってしまいます。
試しにニコンのカタログの眼幅の欄をチェックしてみました。
上から5番目まではニコンを代表するEDGシリーズのスペックですが、これだと小学2年生の子供の眼幅に合いません。
まあ、高級機なので子供に触らせて落としてもしたら大惨事なので、子供には触らせないほうがいいのですが。
次に、ヒノデの6×30-B+の眼幅調整の目盛りを確認してみます。
すると、目盛りが50mmから始まっているのが確認できます。
つまり、この双眼鏡なら小学校低学年の子供でも眼幅がピッタリ合う確率が高いといえます。
クリスマスのプレゼントに買ってあげるときには、眼幅調整の範囲も確認したほうがよさそうです。