双眼鏡初心者の方だと、アイポイントは聞き慣れない言葉です。
アイポイントとは簡単に言うと、双眼鏡をのぞいて全視野がきれいに見える眼の位置のことです。
アイポイントという言葉を使うときは、ほとんどの場合「アイポイントが寛容」とか「アイポイントが厳しい」という文脈で使われます。この意味をそれぞれ説明します。
アイポイントが寛容:多少、アイポイントから眼の位置がズレても、全視野が確保できる、という意味。つまり、使いやすい双眼鏡。
アイポイントが厳しい:眼の位置が少しズレただけで双眼鏡の視野の一部が欠けたり影ができてしまう双眼鏡。つまり、使いにくい双眼鏡。
アイポイントは寛容なほうがいいのですが、それを決める要素は複数あるためカタログ上からは知ることができません。
参考としては、接眼レンズの大きさ(大きい方が一般的に見やすい)、アイレリーフ(長めの方が見やすいことが多い)、ひとみ径の大きさ(大きい方が見やすい)などが関連しているといわれています。
最終的には実際にのぞいてみて自分の感覚で確かめるしかありません。