双眼鏡のカタログや商品説明には見慣れない用語がたくさんあります。また、それぞれの項目の数字が、一体どのような意味なのか初心者にはわかりません。
そこで、用語の解説をできるだけわかりやすくまとめてみました。
*カタログ用語はニコンの双眼鏡カタログを参考にしています。
多くの人が最初に気になる項目です。倍率の意味を正しく理解し、倍率が高くなるとどのような影響があるのかを学びましょう。
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双眼鏡の基本性能に最も影響を与えるのは対物レンズの大きさです。
双眼鏡における視界には、実視界と見かけ視界の2種類があります。両者の違いを正しく理解しましょう。
見かけ視界が広くなると迫力は増す反面、周辺像が悪化する傾向があります。
実視界の表記方法にはもうひとつ種類があります。
双眼鏡の明るさにかかわる重要な数字です。薄暗い環境で使用するときに大切です。
ひとみ径が大きいほど、明るさが増します。簡単な数式を覚えて、明るさの比較ができるようにしましょう。
メガネをかけたまま双眼鏡を使用するときに重要になる数字です。
双眼鏡で見る対象は遠くの物とは限りません。美術館・博物館の数メートル先の展示物を観察するときにこの数字が大切です。
双眼鏡のサイズを決めるのは、口径と双眼鏡のタイプです。
最近はマグネシウム合金など軽量な素材で作られることが主流となりつつあります。
両目の瞳の間隔には個人差があるため、双眼鏡の調節範囲内に自分の眼幅が収まるかはとても大切です。
船舶での業務用や野鳥観察などでは、防水機能は必須です。防水機能の数字を正しく読み取りましょう。
カタログには記載されませんが、見やすさを決める大切なポイントです。
見口の高さを工夫することで、双眼鏡はグッと見やすくなります。
焦点の調節方法には大きく分けて2種類あります。用途によって、採用される方式は異なります。
基本原理が100年以上変わっていない双眼鏡でも、コーティングの技術だけは日進月歩です。光の透過率と色の再現性を決める重要な役割を果たしています。
業務用に使用する双眼鏡をのぞくと、上下に目盛りが見えます。これを使うと、対象物の大きさや距離を知ることができます。