ブレの原因は何ですか?

手持ちの双眼鏡の宿命であるブレ。三脚などで固定されていれば、視野がせわしく揺れることはありませんが、気軽に扱えるメリットと引き換えに、普通の双眼鏡には「ブレ」が必ず発生します。

 

「ブレ」と言っても、いくつか原因があり、それらを正しく理解することで事前に気にならないレベルまで防ぐことが可能です。

倍率が高すぎることによるブレ

当然ですが倍率が高くなると、手の震えの影響が大きくなるので、手振れの影響が無視できなくなってきます。

 

構えやすさともかかわってきますが、無難なラインは8倍です。

 

水平方向での使用に限れば、10倍でも大丈夫です。(上に角度をつけると構えにくくなるので、手振れが大きくなります)

 

5倍の双眼鏡を使うとほぼどのような条件でも、手振れが気になることはありません。(車の中からや電車に乗りながらだと、ダメかもしれませんが)

 

手振れだけ取り上げても、10倍が限度であると覚えておきましょう。

構え方によるブレ

女性に多いのですが、左右の3本の指(親指・人差し指・中指)でつまむように双眼鏡を持っている場合、確実に手振れを引き起こします。

 

コンパクトな双眼鏡の場合は、手のひらに包み込むようにして双眼鏡を持ち、脇を軽くしめて構えるとブレにくくなります。

 

口径が30ミリを超えた場合は、普通に左右の鏡筒をしっかりと握れば大丈夫です。その時も軽く脇をしめましょう。

 

星は点像なので、景色を見る時よりも余計に手振れが気になります。その時におすすめなのが、リクライニングのシート(キャンプなどで使用する折りたたみの簡単なもの)が非常に役に立ちます。

 

また、小さなクッションが一つあると、頭の下に入れたり肘を置くときに使用したりして、微妙な角度に対応できます。これは結構重宝します。

双眼鏡の重量によるブレ

スマートホンやPCなどのデジタル機器においては、軽量=優秀という公式が頭のどこかにあると思います。

 

双眼鏡も同じ性能であるなら、軽量な方が良いのでしょうが、多少状況が異なることも知っておきましょう。

 

軽すぎると手振れの原因になることがあります。

 

想像して頂けるとよいのですが、軽いペンなどをつまむと細かく震えます。

 

ある程度重いペットボトルなどをしっかり握ると、揺れの幅が大きくゆっくりになります。

 

双眼鏡を使っていて気になるのは、前者の細かい速い揺れなので、200グラム以下の双眼鏡を使う場合は、上で述べたように手のひらで包み込むようにして構えるとよいです。

 

反対に、1.5キロを超えるような大型の双眼鏡は、重すぎて震えます(腕を鍛えればいい、というようなことを言う方がいますが、信じないでください。無理です。)

 

その場合は、三脚や架台を使うしかありませんね。

風によるブレ

あまり語られることがないのが不思議なのですが、風によるブレも無視できません。

 

横方向からの風の影響は深刻で、8倍でも使っていられないほどです。

 

最初から強風が予想されるときは、思い切って6倍以下に倍率を下げることをおすすめします。

 

経験上、5倍であれば強めの風が吹いていても、大丈夫です。