2016年

6月

20日

一昔前のコーティングのグレードは?

双眼鏡の原理は、100年以上前からほとんど進化がないのですが、ここ数十年で最も進歩したのは「コーティング」の技術ではないでしょうか。

 

ヒノデ6×30-B+には、最新のコーティングが贅沢に使用されていて、10年くらい前の双眼鏡と比較すると、その差に驚きます。

 

本来は、レンズの表面で発生する光の損失を防ぐためのものですが、最近では「溌油コート(各社いろいろな呼び方があります)」といった、汚れがつきにくく、付いてもふき取りやすい機能を兼ね備えたものが登場しました。

 

それでは、20年くらい前のフルマルチコートの双眼鏡は、使い物にならないのかというと、全然そんなことはありません。

 

光の透過率やカラーバランスは、双眼鏡の性能を決める要素のいくつかに過ぎないからです。

 

私の持っている20年くらい前の双眼鏡は、現在のレベルでは中位のコーティングですが、色の偏りはほとんど感じられず、今も普通に使用しています。

 

5%くらいの透過率の違いは、かなりの鋭眼でないと気が付かないですし、見るときの条件にも左右されます。

 

たとえば、昼間の明るいときに使用すると、どちらもよく見えるでしょう。

でも、薄明薄暮の時では、違いを感じるかもしれません。

 

デジタル商品と異なり、まともな商品を買えば、長い間、現役で使用できるのも双眼鏡の魅力のひとつです。