双眼鏡の保管・メンテナンス

保管で気をつけること、それは、カビ対策。

レンズやプリズムには、カビが発生します。少しだけでも、コントラストの低下を起こし、見え味が低下します。

オーバーホールに出しても除去できないことが多く、高額な費用が発生します。

ですから、保管の際、最も気をつけることは、カビを生やさないことなのです。

 

よくやる間違いは、厳重に保管しすぎること。

 

革ケースに入れ、さらに箱に入れ、押し入れに入れる…久しぶりに使おうと出してみるとカビが発生!

 

ホコリがかからないように配慮しつつ、風通しのよいところに置くのがいいですね。

キッチンやリビングは、湿気が多いので、避けた方が無難です。

 

一番いいのは、しばしば使うことかもしれません。

 

もし、状況が許せるなら、簡易防湿庫に保管するのが理想です。

簡易防湿庫
簡易防湿庫
湿度計
湿度計

これは衣装ケースのような物で、密閉できて、湿度計が付いています。中に乾燥剤を適量いれて、双眼鏡を保管。時々、湿度計の様子を見ながら、乾燥剤を交換。

理想的な保管環境です。

 

「防水仕様の双眼鏡はカビが発生しない。」

 

と思っている方がいらっしゃいますが、レンズの表面にはカビが発生しますし、封入されている窒素ガスも10年もすれば抜けてもおかしくないので、油断は禁物です。

レンズの清掃方法

拭く前に、ほこりを飛ばすことが肝心

清掃用品
清掃用品

双眼鏡を使用すれば当然、ホコリがついたり汚れたりします。

 

ほんの数分で終了することですので、正しい清掃方法を覚えてしまいましょう。

 

レンズの清掃で最も気をつけることは、傷をつけないことです。

そして、傷をつけないためには、汚れを取る前に、ホコリを飛ばすことです。

 

PCの清掃にも使うスプレー式のエアダスターで、ホコリを飛ばします。

 

エアダスター
エアダスターでホコリを飛ばす

レンズ表面に細かな砂やホコリが無くなったのを確認したら、

無水エタノール(安いです)と綿棒を使って、レンズの表面に付着した脂を拭き取ります。

少しくらい拭きムラが残っても気にすることはありませんので、神経質になって強くこすることは避けましょう。

最近では、中級モデルにも採用されつつある、

「撥油コート」

というものがあります。

 

これは、光の透過率を高めるコーティングとは別に、汚れをはじくコーティングが施されており、本当に重宝します。

 

第一に、汚れにくい。第二に、清掃しやすい(拭きムラが残らない)。

 

双眼鏡を選ぶ際、予算が許されるなら、撥油コート仕様の双眼鏡を選ぶのもいいかと思います。